私のヒーロー

帰りのホームルームが終わった瞬間
私は教室を飛び出す。


心当たりは
なに1つないけど……。

とにかく探そう。
何処かには必ずいるんだもん!


待っててね……。

浅木くん!!






「って……
意気込んで来たのに……」



拍子抜けって言うか……。
何て言うか……。


校門にもたれながら
目を瞑る男を
見ながら私は固まっていた。


会えて嬉しいけど……。
なんか緊張する……。




「……」

「わっ……!!」



私の視線に気付いたように
パチッと目を開きこっちを見た。


やばっ……。
こっち来た……!!



「……神崎」

「……浅木くん……」



ずっと……。
ずっと探していた人。


私が会いたかった人が
今……目の前にいる……。