私のヒーロー

「おい亜樹……」

「亮祐は浅木くんをお願い」



無事……だよね?
ちゃんと意識はあるよね?


頭の中がゴチャゴチャなまま
私は1歩を踏み出す。



「浅木くん……。
あなたに何があったかは知らない。
だけど……こんな奴らに負けるほど
あなたは弱くないでしょ!?」

「何だと……この女」



こんな……。
どうしようもない理由で
人を傷つけるような人たちなんかに


浅木くんが負ける訳ない!!




「やっちまえ」



私の言葉に
頭が来たのか
一斉に飛びかかってくる男たち。



「ねぇ浅木くん」



殴り掛かってくる男たちを避け
私は浅木くんに話しかける。