私のヒーロー

「悪いな……。
こんな情けない姿を見せちまって……」



照れたように
でも、どこか吹っ切れた様に
亮祐は笑っていた。



あれから公園で
静かな時間を過ごした私たち。


もう辺りはだんだん
暗くなってきている。





「……何の事?」




私が惚けるようにいえば
亮祐は『ありがとう』って
私の頭を優しく撫でてくれた。




「俺さ思ったよ。
お前は闇炎に必要な存在だって」

「必要な存在……」



……必要か……。



『お前なんか必要ない』

『産まれてこなければよかったのに』



頭の中で
そんな言葉がリピートされる。


私を見て両親が言った言葉。
何度この言葉を投げかけられただろう。


もう……覚えてないけど。




「亜樹?」



急に静かになった私を
心配そうに見ている亮祐。


……ダメダメ!!
しっかりしなくっちゃ!!