1週間後



私はいつもと
同じように屋上にいた。


でもいつもと違う事がある。
それは隣に浅木くんがいない事。


あれから
浅木くんとは会えていない。


この屋上どころか
学校に来ていない。





「……はぁ……」




会えないんじゃ
何も出来ないじゃん……。



タメ息をつき

いつも浅木くんが
座っていた場所に
同じようにして座った。



目を瞑れば
浮かんでくるのは
浅木くんの苦しそうな顔だった。



そして次々と
浅木くんとの思い出が蘇る。