私のヒーロー

「……あぁそれもあるが……」

「え?
他にもなんかあるの?」




何だろう?
闇炎の事しか分からないんだけど?


心なしか姫条くんの
顔が紅い気がする。


ん?
もしかして……。



熱中症!?
どれくらい
屋上にいたかは知らないけど……。


大変じゃん!?



「亜樹」

「へ?」



1人で慌てていれば
いきなり姫条くんに抱きしめられる。



え……。
えっと……?


倒れた?
……訳ではないよね……。


パニックを起こす私に
さらに追い打ちをかける言葉が放たれた。