ツンデレちゃんと。

「……何言ってるですか。初めて会った人にそんな事言われて気持ち悪いです。」

後輩ちゃんが視線を逸らした。

「初めて会った人にちゅーしたじゃん。」

まるで、拗ねた子供の様に言う。


「あ、あれは、口と口がくっついただけなので違います。」


意地の張り合いになってしまった。


「ふーん。じゃぁ、もう一回。」


チュッ



「な、な、な、な、」

後輩ちゃんが真っ赤な顔で言葉に詰まっている。


「口と口がくっついただけだもんね?あれ、だけど何で真っ赤なの?」

しらっとしながら、最後にニヤッと意地悪な事を言う。