この世界が幻だと、私だけが知っている。

お昼ご飯前の、とてもおなかがすいている時間帯。

私は厄介な友人(?)に捕まってた。


「ねぇねぇ紫(ゆかり)、何でそんなウトウトしてるの?

ちゃんと夜は寝ないと!」


…うるさい、今から寝るんだ。

私が机にふにゃあ、とだらけているところに、タイミングを見計らったように颯大(そうた)は話しかけてきた。

窓際の席は日差しが暖かくて眠くなるのに、こいつが立っている所為で私の顔の部分だけ薄暗い。