ポーンと軽快な音をたてた画面に向かって、私はニンマリ微笑んだ。
久木鈴歌、高校一年、趣味は漫画にアニメにネトゲの所謂オタクってやつです!
現在はマンションで自由気ままな一人暮らしを謳歌中!これから毎日恋あり笑いあり涙ありの青春を楽しむんだぜ☆
「っと、こんなもんかー」
「おいまて、何だその胸くそ悪い文章は....」
「あらやだハニー、私のこの溢れでる才能が羨ましいからってそんなこと言わないで!はーと」
「誰がハニーだ。あと自分ではーととか言うな。キモい」
「うわーきもいっていわれたーちょーきずついたー」
「棒読みで言ってんじゃねーよ。」
「失礼しちゃうわー、やーねぇー、これだから最近の若者はー」
「お前のが若いけどな」
「そーよ!そーなのよ!で。これ新しいネトゲに書くプロフなんだけど、だめ?」
「いーんじゃね?俺なら100パー通報するけど」
「ダメじゃん!絶対ダメなパターンじゃん!」
あちゃーっと額をぺしりと叩きながら言葉を漏らせば座っていた椅子の背もたれを蹴り飛ばされた。