赤い糸

流星Side

俺の居る玄関側からは雫の姿を確認出来た。
助けに行かなきゃ、これで救い出せると思った時、望がニヤリと笑った。
何笑ってんだよと言い返す間もなくドンと鈍い音と共に体に衝撃が走った
[お前何してんだよ!!]突き飛ばすと
ジワジワと腹部に刺さったままのナイフから滲んでくる生ぬるい赤い血。でもそれは俺のじゃない
『お前が刺したんだよ』
[何言ってんだよお前が勝手に『お前が俺を刺したんだ』頭がついて行かなかった それでも雫の事が心配になった
フラフラと顔を覗かせた雫と目が合って驚いた顔の彼女に駆け寄ろうとした手は振り払われた「望っ!!」さっきまで足取りがおぼつかなかったのに望の所に真っ先に飛んで行った 俺だって足、ケガしてるんだけどな…
[雫……]