泣きそうになったし、その場を逃げ出したくもなった。 それをしなかったのは言った張本人が傷ついた顔をしたから だからここで逃げちゃだめだと思った。 それに喧嘩別れなんて、明日がどうなるかなんて分からないのにそんな怖い賭け、出来るはずがない。 『―――遥、私は関係なくないよ』 だから、 全部一人で背負わないで。 ピクリと肩が揺れた。 私の言葉は遥に響いただろうか、届いただろうか。