君と過ごした1ヶ月







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『たっだいまー!』



鼻歌混じりに家のドア開けると奥からおじいちゃんのおかえりー、が応える。


今日は良いこと聞いたなー。


今にもスキップをしたくなる気持ちをなんとか抑えながら手を洗って、おじいちゃんのいる台所へ向かう。


おじいちゃんは今日の晩ご飯になるのだろう素麺を茹でている最中。


私も手伝おうと、鼻歌を歌いながらめんつゆを二人分、作っていく。


おじいちゃんのはほんとは濃い味が好きだけど健康のことを考えて薄味に


薄いとか言ったらもっと水を足してやろ。

めんつゆをテーブルに並べたところでちょうどおじいちゃんも茹で終わったみたいだ。



『おじいちゃん確か生姜いるよねー?』


「おう、ありがとなー。今日は夏希、妙に機嫌がいいなー」



おじいちゃんの生姜をすりながら良いことあったからねー、と軽く言う。


するとさっきまでニコニコしていたおじいちゃんの顔が一転、鬼のような顔に豹変した。