『なっ、な、な、ななな』
「な、の次は?」
笑いを含んだ声の遥が尋ねてくるけど…………
そんなのあんたが一番分かってるでしょ!
そう叫んでやりたくても叫べない
原因はグルッとお腹に巻きつけて離さない遥の腕
『ちょ、ちょっと離してよ!』
「次からちゃんとノックするって約束、するか?」
『分かったから、するから私から離れてっー!』
大声で叫ぶとやっと緩んだ遥の腕から抜けだして慌てて遥から距離をとった
「バーカ、人を驚かそうなんてこと考えるからだ」
うるさい!そう言ってやりたくても妙にドキドキしている自分が恥ずかしくて遥を軽く睨む。
そんな私の睨みを軽く流しながら遥はベッドに腰を下ろしてふぅーと深く息を吐いた
その呼吸は少し疲れているようにも感じた

