君と過ごした1ヶ月








暑い暑い言いながら、やっとたどり着いた病院


昨日の夜みたいな不気味な雰囲気は全く感じられずいつも通りの清潔感が漂う建物に戻っていた。


もう顔見知りとなった受付けのおばちゃんと少し世間話をして遥の病室へと向かう


遥の病室のドアにたどり着いた私はちょっとしたイタズラを思いついて一人にやけた。


昨日の仕返しだよ、人を無駄にドキドキさせて!


心の中で遥にあっかんべえをしていつもはノックをして入るドアを今日はいきなり開けてみた。



『遥ー!どう、驚いたー?』



勢い良くドアを開けてそう叫んだ私が部屋に入って見たのは………



『ぎゃ、ぎゃー!なんて格好してんのよっ、この変態!』


「変態はこっちのセリフ。ノックしないで入って来て俺が着替えてたからって文句言うなよ!」


『だって!』



反射で噛みついて慌てて遥に背を向けて目を覆う


仕返しするつもりが結局こっちが恥ずかしい思いをしてるじゃん!


なんて拗ねてみても自業自得


ハァとため息をつくと真後ろでなにかが動く気配。


とっさに振り返ろうとした私の動きがとまった。