少し遅れてあいつの返事が聞こえた。 入っていいよね……? 少し迷いながらもドアを開けた私の目に映ったのはベッドに腰掛けた状態でこっちを見つめる男の子。 「あれ、お前さっきの。」 切れ長のスッとした目を見開いている。