え、なに怖い。 なにがあってもいいようにナースコールに手を伸ばす。 すると 「あの坊主め!夏希大丈夫か!?あいつになにかされたりしとらんか?」 怒り狂ったように突然叫びだすおじいちゃん。 ちょっと安心。 ナースコールの出番を出すことなく手を降ろす。 『なにをそんなに怒ってるの?』 「よくぞ聞いてくれた!」 げっ、聞くんじゃなかった……。 そんな私にお構いなくおじいちゃんは憎々しげに話し始めた。 「あれはわしの入院1日目のことじゃった―――――。」