「なるほど……。ちぃちゃんの裸見て、純情なオマエはうろたえてるっちゅうわけね」


オレの説明を聞き終えたサトシは、腕を組みながらそう言った。


「裸とか言うなっつの!」


懸命に否定した。


「スカートは穿いてたし……上は……」


とたんに、耳まで熱くなる。

あの光景をまた思い出してしまった。

彼女の抜けるような白い肌と、やわらかそうな箇所を包み込む小さな布と……。


うわあああああ……。

思わず両手で顔を覆った。


「いや。あんまし覚えてない。一瞬やったし……ちゃんと見えてなかったっつうか」


気持ちを悟られないように必死でごまかした。


「シィ君、可愛いね」


サトシはそんなオレの様子を見て、鬼の首を取ったように面白がっている。


「でも、ちぃちゃんやろ? ゆーても、色気ないやん。子供みたいやし。胸もなさそーやし」


「それが……」


「ん?」


「それが意外に……。胸あるし……」