桐谷くん。 も 遥。 も あたしを悩ませるものでしかない。 それ以上でも、それ以下でもない。 ましてや帰りたくない家なんて、 逃げ場のないあたしなんて。 「…」 いくら考えても、答えなんか出てこなかった。