月夜と薔薇


1時間くらいたったころ。

「体しんどくない?」

遼に心配された。
1時間も外にいることがあまりない私だけど今日は大丈夫だった。

「大丈夫みたい♪」

「よかったー。しんどくなったらすぐ戻ろうね?」

「うん」


そしてまたおしゃべり。少し自分の体のことを話したりもした。

「そういえばさ、男性恐怖症って言ってたけど大丈夫なの?」

「大丈夫みたいだねw怖くないもん」

「そっか。安心。無理はしないでね」

そう、ベンチに二人で座っているということは結構距離が近い。それでも平気ということは私自身も驚き。
この距離でいて平気なのは数名しかいない。

「いろいろ心配させてごめんね?」

「謝らないでよwごめんねよりも俺はありがとうのほうが嬉しいんだけどw」

「じゃぁ…心配してくれてありがとう?」

「なんで疑問形?www」

やさしい人だなー