昼休み

腹へった~


俺は屋上で一人で食べるのが日課だ



(キーガチャン



フェンスにもたれかかって弁当を開ける




今日は兄貴の奥さんがつくってくれた愛妻(?)弁当w



緑が多い…





『忠隆…?』

「あぁ本郷。」

『独り?』

「独りが落ち着くんだよ」

『かわってるわね』





彼女は俺の隣にきて弁当を開けた




『担当のシェフが作ったお弁当なの。親の味をしらないの…』

「そうか…おまえってそんなに凄いのか?」

『しらないわよ。生まれてから母に抱かれたことがないの いつも隣にはメイドよ』





下を向きながら悲しそうな顔をする




金持ちってただただすごいものだと思ってたけどそうでもないらしいな




「じゃあ明日から俺の親に作ってもらってくる。」

『そんなの悪いわ 大丈夫よ我慢くらいできるわ』

「無理…しすぎてないか?」

『いいの 所詮金持ちはたいして親に可愛いがられないの。隣にいるのはたいていメイドか執事親がいることなんてないわ』




そんな顔で落ち込んでたら心配するだろがよ~



落ち込むなよ





「なら俺がお前の親代わりになってやる」