授業をサボった。

「月瀬さんじゃないでしょ?」
月瀬さん(今は違うかな?)と…

「…なんで分かったの?」

「なんとなく、かな…」

『お前の所為だ…』
幻聴が、まだ…


『お前の所為だ。お前はいなくなれ!』
うるさい…


「風見君。よく分かりましたね。」

スゥーと、体が透けている女の子が出てきた。


「カヨコちゃんか…あ、さん付けが良いのかな?」

「すみません。幻聴、大丈夫ですか?それと…あの場所には、行ってませんか?」

静かに頷く。


「そう、ですか…幻聴は、聞こえているんですよね。だから…顔色が悪いんですよね?」

また、静かに頷いた。


「…きみさ、僕の味方なの?いや、正しくは…達?かな…」

聞いて見た。


「それは…」


-ふ、フフ、アーハハ!
「⁉︎この声…トオル君⁉︎」

…え?