〜雅紀side〜
奈々美を教室に戻して、ダッシュで渡り廊下に戻った。
そこには廊下から俺らの教室を眺める先輩がまだいた。
雅紀「翔先輩」
翔「戻ってくると思った」
教室から視線を外さずに言う先輩のとなりに並ぶ。
さっき奈々美がいたポジション。
ここから教室を見ると、窓際に座る奈々美がよく見えた。
雅紀「先輩は、好きなんですか奈々美のこと。」
翔「…どうだろうね」
愛しそうに奈々美を見つめているのに、肯定しないのか。
雅紀「俺は好きです。ずっと前から」
翔「知ってる。俺をライバル視してることも」
雅紀「譲りませんから、奈々美だけは」
翔「譲るも何も雅紀のじゃないでしょ、それに俺は好きだなんて言ってないよ」
笑みを浮かべて俺の髪をくしゃっとした先輩は余裕そうに去っていった。
窓越しに見える奈々美を眺めて手を伸ばす。
届かない。手に入らない。
捕まえようとするとするっと逃げていく猫のように。
奈々美を教室に戻して、ダッシュで渡り廊下に戻った。
そこには廊下から俺らの教室を眺める先輩がまだいた。
雅紀「翔先輩」
翔「戻ってくると思った」
教室から視線を外さずに言う先輩のとなりに並ぶ。
さっき奈々美がいたポジション。
ここから教室を見ると、窓際に座る奈々美がよく見えた。
雅紀「先輩は、好きなんですか奈々美のこと。」
翔「…どうだろうね」
愛しそうに奈々美を見つめているのに、肯定しないのか。
雅紀「俺は好きです。ずっと前から」
翔「知ってる。俺をライバル視してることも」
雅紀「譲りませんから、奈々美だけは」
翔「譲るも何も雅紀のじゃないでしょ、それに俺は好きだなんて言ってないよ」
笑みを浮かべて俺の髪をくしゃっとした先輩は余裕そうに去っていった。
窓越しに見える奈々美を眺めて手を伸ばす。
届かない。手に入らない。
捕まえようとするとするっと逃げていく猫のように。
