猫×飼い主

お風呂のドアの前に人影があった。
お母さんが帰ってきたのかな??


「お母さん。タオルもってきてー。」

ちょっと浸かりすぎたかな・・・。

「はーい!!」

??声が低くくないか?
まぁ。風邪でも引いたのかな??


ガチャン。

お風呂のドアが開く。

!!!!!!!!!

そこには男のコの姿。
裸で入ってきた。

あたしは思わず手で目を隠した。

「キャー・・・。何してんの??ってかタオルで隠して!!馬鹿!!」

赤くなるあたし。

「いいじゃん。那帆の彼氏になんだし!!」

規は体を流しはじめた。


「ありえないから。なんで体ながしてるの??早く出て行って。」

規はうるうるした目で見てくる。
そして何か思いついた顔をして
あたしを見て微笑んだ。
そして・・・・。

ボン。

あたしは唖然とした。
こいつばか??

「にゃー。」
規は猫の姿で湯船に浸かろうとした。
あたしはそれを阻止した。

「猫の姿になれば許してくれると思ったわけ??早く出て行って。もう嫌い!」