もう一度、その手を。

屋上に行くとやはり綺麗な青空。

あれ?なんかゆがんでくる。
おかしいな?


翔太は私を無言でただ抱きしめてくる。
そして私は声をあげて泣く。

その温もりと、涙の冷たさはあの時と同じだった。