ちなみに席は

窓  小野  彩
窓  
   私   翔太

   柏木  三笠



になっている。


不運にも最近転校した子の席が近く、その子のところに三笠りんが入ってきた。




明らかにそわそわする私を翔太と彩心配そうに見つめてくる。

ダメだ…手が震える、。

どうしてもあの頃を思い出すから…。

ホームルームが終わると三笠りんの席の周りには人だかりができる。
よくある転校生への質問責め大会。

目の前がくらくらする。

「…き、みゆき!」

その瞬間我に返る。

「…ちょっと屋上行こうか。」

そう言ってきたのは翔太。

彩は翔太と目で合図して頷いた。