あなたの第一印象は最悪だった。
下品で変態で馬鹿で
でも、笑顔だけは素敵だった。

アレン
『サラ！オッス！』

サラ
『おはようございます。
アレン様。』

アレン
『かた苦しいなぁー。
アレンでいいって言ってるだろ！』

サラ
『私は一国の王女です。
そのような無礼なことはできません。』

そう。私は大空の国の王女で
アレンは大空の国の聖騎士でした。

アレン
『だったら俺もお前のこと
サラ様って呼ばねーとな！』

サラ
『あなたは私のことを
王女だとは思っていないのでしょ？
なら、無理に敬語など
使わないでください。』

アレン
『なぜ？』

サラ
『私は、私のことを王女だと
認めてくれるかたしか
敬語は使われたくありませんの。』

アレン
『俺は認めてるぜ？
あんたがこの国の王女だって。
それに、あんたは光だ！
もっと輝かないとな！！』

サラ
『私が光？？
不思議なことを言うのですね。
なら、私が光ならあなたは？？』

アレン
『俺は闇だ。』

サラ
『じゃ。私があなたを救わなければ
いけませんね！フフ』

アレン
『あぁー！俺を救ってくれ。
サラ王女。』

その時はどういう意味か
わからずに笑いで過ごしていました。