カランカラン。

ドアを開けると、頭の上からそんな音が聞こえる。


「いらっしゃいませ。」

カウンターの向こうから青年が声をかけてきた。

20代後半くらいかな。

穏やかでやさしいオーラを纏っていて
だけれど落ち着いた感じより
軽やかな感じを受ける。