死者の彼女からのメッセージ

それからとゆうもの俺達は力を合わせて作戦を考えたがれんは振り向こうともしなかった


「おかしいなぁー…上手く行くと思ったんだけどなぁー」

「上手く行きません…ね……」


れんのやつ!少しぐらいかれんちゃんの方を向いてやってもいいじゃねぇーかよ!

少し苛立ちを覚えながら考える

こうなったら……


「かれんちゃん!」

「はいっ!」

「こうなったら……告白しよう!」

「えっ!!!!」


それしか方法がねぇーよれんのやつこっちちっとも向かねぇーし………


「な?俺も応援するから!」

「う〜ん……わかりました頑張ってみます…」


そして告白本番当日

俺は部活中に軽くジャンプを3回した

かれんちゃんはれんのことを呼び出す

作戦は簡単だ



☆    ☆    ☆    ☆




『かれんちゃんって話す暇とかあるの?』


彼女は首を傾げてウ~ン…っと言ったあとに答える


『あまり無いですね……どうしましょ!これじゃ告白どころじゃないですね?』

『よし、わかった!部活の時
よさそうなタイミングでなんか合図出すよ!だからその時呼び出して
今日一緒に帰りませんかって誘う
一人じゃ不安だろうから後ろからこっそりついていくよ!どう?』

『合図ってどうするんですか?部活中ってことですよね?不可能じゃないですか?』
 
『不可能ではねぇーよ、頑張れば…うーん、じゃー、部活中に三回俺が軽くジャンプするよ、そしたら話しかけに行きな?』

『わかりました!』



☆   ☆   ☆   ☆    ☆



かれんちゃんはれんの事を呼び出した

ここまでは作戦は上手く行った

もしれんがオーケーすれば笛を首にかける

だがダメならタイマーを首にかける合図になっている

3分ほど経っただろうか

かれんちゃんが戻って来て首にかけたのは………   


笛だ!



まずは第一段階クリアかー

ホットしてため息がでる

あとは帰りだなどう告白するか

考えているとかれんちゃんが近づいてきた


「あのー…私このあとなんと告ればいいんですかね?」


そう、問題はそこだ

いろんな方法を考えてきた

すれ違いざまに触れてみたり

髪型を変えてみたり

おはようと一番に言いに行くとか

どれもダメだったけどな……

だからこそなんて告白するかだよなー

応援したいけどここまで来ると俺にはもうわかんねぇー

問題は気持ちだをどう届けるか

はっ!


「かれんちゃん……今までの事全て素直に話してみなよ?あいつだって根っからの悪いやつじゃねぇーし言ってみるのもありだと思うぜ?」


多分……

あいつは……れんは…そこまで馬鹿じゃない、っとなるとあいつは気づいてるはずだ
1つだってあいつには効かなかった
サッカーでも…俺はれんによまれてしまう
そんなあいつがわからないはずない

俺の気持ちがわかるならおそらく


「そのままの…気持ちを?れん君に?」


俺は黙ったまま頷く


「わかりました!」