俺はマネージャーに近づく事にした


「ねぇー!マネージャー!」

「あっ!はい!」


そんな緊張しなくても……


「今少しいい?屋上……来てくれるか?」

「えっ?はい?」


きっと今

マネージャーの頭の上にはたくさんのクエスチョンマークが浮かんでるであろう

そんなマネージャーを屋上に呼び出す


「あのー、何ですか?確か広斗君でしたよね?」
 
「おー正解!よく覚えてるね?まぁー
そんな事はいいんだ、好きな人いるっしょ?」

「っ!!!えっ?」


案の定彼女は顔を赤らめた


「マネージャーわかりやすいね?それと、……その相手って……れんだろ?」

「えっーーーーーーーーー?」

ビンゴだな!

「その事で話があんだよ!聞いて欲しい……」

「そこまで…バレてるんですね?…わかりやすんですかね?……いいですよ?話、聞きます」

  
俺はれんとの事を話すことにした


「あいつな?体が弱くてな
何度も救急車で運ばれてんだよ」

「え?」

「そのせいで本当にやりたい事を諦めようとしてる!あいつは…あのままだと壊れちまう、俺はあいつに……れんに!ずっと隣で頑張ってもらいてぇんだ!きっとれんはびびってんだ、どうかれんを……アイツのカラをぶち壊して進む勇気を教えてやって欲しい!マネージャー!あんたならできると俺は思う!そのためならあんたに何でも手を貸す!だから頼む!」


俺は生まれて初めて同じクラスの女子に頭を下げた、少しぎこちない気持ちだが、そうしないと後悔してしまいそうで怖かったから俺は本能に従った

黙っていたマネージャーが口を開いた


「つまり、簡単に言うと恋のお手伝いをするからもし付き合えたられん君をサッカーに目覚めさせろと?そうゆう事ですか?」


まぁー長たらしい俺の思いをいとも簡単にまとめてくれたマネージャー
俺の今までのなげー話しなんだったんだよ?


「まぁーそうゆう事だ…」

「広斗君はれん君の親友なんですか?」

「うーん、そうかなーあいつがどう思ってるかわかんねぇーけど……」

「れん君って、他に友達いるんですかね?」

「うーん、小学校からの付き合いだけど知らねぇーな、あいつが俺以外の人と仲良くしてる姿」

「そうですよね、あなたを味方につければ恋はうまく行きそうですね?」


俺ってマネージャーから見て何なのかな?


「どうかな……戦力になるかは俺の使い方次第だと思うよ?……」

「うーん………わかりました、よろしくお願いします」

「それは良かった、よろしくねぇ?マネージャー!」

「かれんでいいです!私名前で呼んでるのに……」


と、言われても女子を名前で呼んだことない俺には迷いがあった…


「あっ!そう?じゃーーーー………かれん…ちゃんで……」 

「はい!よろしくです!広斗くん!」


マネ……かっ、かれんちゃんはとても満面の笑みで微笑みそう言った