ドアを開いたその前には……

泣きながら皆が互いに慰めあってるチームの皆の姿かそこにあった

広斗はチームの皆を慰めていた

そして広斗は俺のに気づいたのか近寄ってくる


「お疲れ様!」


そう言って去って行った

チームの奴らもなにか言いたげな顔をしていたが何も言わず俺の顔を見て帰っていった

サッカー部は廃部一人一人去っていく

残ったのは俺と広斗だけだった

広斗の奴はサッカーを諦めずにどっかのサッカークラブに所属

部活復帰するため人数とコーチ顧問を探していた

俺はあれ以来サッカーをきっぱり辞めた

あの頃の俺はきっともう死んだのだろう

誰とも絡まなくなった

話さなくなった

一人の時間が増えていった……

俺は一人になった

周りは告白目当ての女子だけ

それだけしかいない

俺は……人を嫌うようになった

あいつらは何も言わず去って行った…

きっともう…俺のことなど嫌いなのだろう


「れん君!好きです!」

「悪い、無理!」


これが日課

人を泣かせて

こうしてかれんがいない

誰もいない一人の生活が始まった