インフィニティ(仮)

「あ~っ!何やってんだよ!」

浩平君は僕に罵声を投げかける。

「お前の負けだな。」


「…そうかな。」


浩平君の体が霞んで見える…。
あれ…?目が悪くなったかな…。


「僕は君たちみたいに力は無い。まともに戦えば、勝ち目は無いだろう。」


そのまま浩平君は紫色の霧になって消えた。


「…しまったっ!幻覚か!」


「…けど、力は賢く使わなければそれはただのサルだ。」


いつの間にか台座にいた浩平君はユミルの輝石を手にしていた。

「チェックメイト。」


「早く戻せ!」


清十郎君は浩平君に向かって走って行った。

「…僕は誰かに指図されるのは…嫌いだ!」


かざしたユミルの輝石が清十郎君を吹き飛ばす。

壁に叩きつけられて倒れた。


「ふふっ……はははははっ!素晴らしい!この力!!」



清十郎君は苦しそうに僕にしゃべりかけてきた。


「恭とか言ったな…。」

「え…?」

「トールを解放しろ!ユミルの輝石を悪用されれば世界が消えるぞ!」


世界が消える…。どういう事だろう。