インフィニティ(仮)

「よし、行こう。」

そう浩平君が言うとベットから飛び降りた。



…浩平君は軽傷だったのか…。ピンピンしている。

…僕は体動かない。

「…何してんのさ。‘それ’使いなよ。」


浩平君が指すそれはグローブの事だと思う。


「ああ…。分からないか。右手に気持ちを集中するんだ。」

言われた通り全神経を右手に集中してみた…。



すると、グローブはそれに答える様に石が黄色く光る。

光はおさまり…僕の体は軽くなり、力がみなぎってきた。


「本当だっ」!力がみなぎってきたぜ!」

「しゃべり方は普通でいいと思うよ…。」


「……え?」

特に意識したわけではなく無意識にしゃべり方…性格が変わっていた。


もう一人の自分が中にいる気がした。


…動く。


さっきまでの痛みが嘘のようにひいた。

僕はベットから降りて浩平君に言った。

「そんでどっからいくんだ?」


「…そのベビーフェイスでそのしゃべり方やめてよ…。」



「おう!任せとけ!」


浩平君は急に無口になった。


…何がいけなかったんだろ。