「その辺は大丈夫!ちゃんと調べまくったから!」
ピースをしながら奈菜は私に笑いかけてくる。
――あ、あるんだ。調べてなかったら、それを理由に断ろうかとも思ったんだけど・・・。
やれやれと苦笑をしてしまう。
「で、いつやんの?」
「明日!」
「明日ァ!?」
驚いて、声を荒げてしまう。でも、これはしょうがないと思う。
――だって、早すぎでしょ!
「だって、明日しか、女バスも男バスも休みないんだもん」
「…はぁ。せっかくの休みが…。」
ちなみに私と奈菜も、那流も横田も全員バスケ部だ。
体力には自信があるから、一日中探してもばてはしないだろうけど…
「流石に明日は急すぎじゃない・・・?」
