――何こいつ…。
雛の前ではポーカーフェイスでも演じてるんですかー?
あんなにも我儘なのに綿野とかにちゃんと愛されてる雛がなんだか羨ましくて嫉妬っしてしまう。
――だって、那流。中々好きだとか言ってくれないし…。
私も言いまくるのはどうかと思うし、言われるのは恥ずかしいだろうけど言われなさ過ぎても少し不安を感じてしまう…。
まぁ、行動を見ていたら嫌われはしてないと思うけど。
悶々と心の中で文句を言っていると、いきなり悲鳴が聞こえてくる。
「嫌ァアアアアァアア!!!」
雛だ。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…