「…。分かった。受けるよ。試練って？」
＿＿＿＿＿。
女の人が何かを小さく呟いた。
――あれ、なんて言ったんだろう。
しかし、そのあとに女人が話し始めたのでを私は呟かれた言葉のことを忘れてしまった。
「後でお話しさせていただきます。今はどれほど強く望んだところで受けることができません。」
「…。分かった。その間、私達は何をすればいいの？」
そういうと、女の人は少し目を細めた。
「…いえ、特に何も。一度皆様にお集まりいただいたのは我が主――空姫様の意向でしたので。時間になるまでは何をしていただいてもかまいません。」
――あ、何してもいいんだ。
でも、と女の人がつぶやいた。
「犯した罪を振り返っていた方がいいかもしれませんね。」
