いきなり後ろから聞こえた凛とした声。
聞いたことのない声にぱっと後ろを振り返る。
「特定の条件を満たされましたので、前狩 知由美様。下葉 那流様。横田 裕也様。弓谷 雛様。綿野 卓哉様を空姫様のお屋敷へと案内いたします。」
そこにいたのは古い着物みたいなものを着た女の人。
無表情で、どこを見ているのか全く分からない。
「では、失礼ながら。
通りゃんせ 通りゃんせ
ここはどこの 細道じゃ
空姫さまの 細道じゃ
ちっと通して 下しゃんせ
御用のないもの 通しゃせぬ
この子の七つの お祝いに
お札を納めに まいります
行きはよいよい 帰りはこわい
こわいながらも
通りゃんせ 通りゃんせ
よくぞ…来られました。積もり積もったこの恨み。はらさせていただきましょう。」
――え、今…なんて?
女の人がいきなり歌い始めたかと思うと、いきなり眠気が襲ってきた。
――あぁ、だめだ。眠たい…。
私は意識を手放した
