「ちゃんと、天神様を空姫様に変えてよね?はい、せーの






 通りゃんせ 通りゃんせ






 ここはどこの 細道じゃ






 空姫さまの 細道じゃ






 ちっと通して 下しゃんせ






 御用のないもの 通しゃせぬ







 この子の七つの お祝いに







 お札を納めに まいります







 行きはよいよい 帰りはこわい







 こわいながらも






 通りゃんせ 通りゃんせ」






…。






「何も…起きませんね。」







周りを見渡しても、歌う前と全く変わる様子もない。







「やっぱ、都市伝説だから嘘なんだよ。もう、かえろーぜ。」







――まぁ、そうだよね。ちょっと期待してたんだけど。







「そうだね…。帰ろっか。」






奈菜も少し落ち込んだ様子で、にこりと笑う。







「どこへ行かれるのですか?」