なにせ私たちが住んでいる場所はド田舎。見渡す限り畑、畑、畑、田んぼ、畑、畑。











道は大きな機械が一つ通れるぐらいの大きさの道。











広いとも狭いとも言えない。










こんな道がずっと続くのだから、歩いていたら故郷とはいえ、流石に嫌になるほどだ。











と言っても、こんなところでも一応故郷だ。細い道の場所は知っている。











そして、今からその場所へ向かおうとした所へ後ろから声がかかる。












「あー!!横田じゃん!」














この声の主はよく知っている。













「いやぁ、こんなところで会うなんて運命を感じるよ」














私達もいるのにいないように扱うこの声の主は、弓谷 雛。












後ろには、雛の彼氏の綿野 卓哉もいる。












この女、彼氏がいるっていうのに横田にいつも付きまと う。横田も少しうれしそうで少し…いや、大分腹が立つ。













綿野も綿野でそれを黙認してる。でも、それで奈菜が傷つくからこいつら二人とも私は大っ嫌いだ。