目を凝らしてみても、変わった様子がまったくない。






「…やっぱデマだったんだよ。都市伝説だったんだろ?嘘に決まってるって。あーあ、つまんねぇのー。もう帰ろうぜー。」







もう中学三年生になったというのに、子供っぽいところが抜けきれてない那流は不服を漏らす。






――きっと、何かが起こるんじゃないかと期待してたんだろうな。






「私も那流に賛成かなー。まぁ、せっかく集まったのにもう解散は寂しいし、今からみんなで勉強でもしない?」






「うぇ!?勉強!?」





「逃げちゃダメだかんね、那流。あんたが一番、勉強しなきゃなんないんだから。」






にこーっと笑いながら、皆に案を提供する。






すると、勉強という単語に分かりやすく那流が反応した。






私は苦笑しながら、逃げないように釘をさす。






まぁ、意外と那流は真面目だから逃げないだろうけど、念のために。