「キーンコーンカーンコーン」





「はあーーー。 ま、間に合ったーー。」





乱れた髪を直しながら、自分の心臓を落ち着かせる…





無事に校門前までついた!




一安心!




やっぱあたしやれば出来るんじゃん!!




そうやって校門前で感情に浸ってると…




「キャーーーーーーー♡」
「きたわよーーーーーー♡」
「龍さまーーーーーーー♡」





「ビクっ! え!?なに!?今の黄色い悲鳴!
何事!?!?」




振り返ると、




そこには真っ黒な高級車の姿があった。





「べ、ベンツーー!?!?!?」




「な、なんで校門前にベンツが!?
どっかのお偉いさんでも来るの!?」





あたしは怖くなって一目散に学校の中へ走り去っていった。







in学校



「我が学校に入学することができた皆さん、心より嬉しく思います。
勉学に励み運動やーーーーー」





あたしは今体育館で入学式の校長の言葉を一
生懸命聞いていた。




でも、眠い…





やっぱ昨日寝るの遅かったからかな?





やばい、あくび出そう。




頑張って抑えるんだよ。凛!





でも、、む、無理だぁ…






「ふ、ふぁぁぁぁぁぁぁぁ」






シーーーーーん





うわ ぁ、馬鹿でしょ自分!普通ここであくびするか!? (泣)





「っぷ。あははははは!」