案の定、 「ありがとう」 って言って、海斗がその子からの手紙を受け取ったから、私の観察記録に間違いがなかったことが証明された。 しかし、 海斗に長年想いを寄せている私からすれば、目の前で繰り広げられている光景は、決して微笑ましいものではなくて…… だから、皮肉まじりに女の子が去った後で、 「ヒューッ、すみに置けませんな〜モテ男♪」 なんてからかうと、海斗は勢い良くこちらを向き、 「バカっからかうなよ…」 と、顔を真っ赤にして言うから、私は笑ってた。