「キャハハハハ…っ」 昔からよく笑うのが特徴だった、小田切南-オダギリミナミ-さん。 「ママぁ…」 そしてこの子が、南さんの子供の海斗-カイト-。 「まぁ、起きちゃったんだね」 優しそうだけど、しっかり芯の通った心を持った、 私の母、 上野真弓-ウエノマユミ-。 「…。」 そして、その光景を母の後ろから見ていたのが、 私、葵-アオイ-。