ほらね。今だって結菜を愛おしそうに見つめているし…



結菜はそれに気づかず無邪気に笑っている。



そんな2人を見て胸がきゅっと締め付けられた。



そう、私は諒吾のことが好き。


同じクラスだった1年前からずっと好き。


だからこそ、諒吾が結菜のことをどう思っているかぐらい、とっくに気がついていた。



それでも好きだった。



だけど2年にあがってすぐ、そんな私の気も知らない諒吾は結菜に告白した。