それに、話し合いの結果、スウェーデンリレーであたしは、5走を任されることになった。
スウェーデンリレーの大きな特徴として、だんだん走る長さが増えていくということがある。
1走は、女子。
6走、つまりアンカーは男子。
この条件だけ満たせば、走順は自由に自分たちで決めることができる。
ただし、走る長さがちがうの。
1走から順に、50メートル、100メートル、200メートル、300メートル、400メートル、800メートル走り、
5走のあたしは400メートル、つまりトラック1周分走らなきゃならない。
当然、そのあたりが1番目立つんだけど、3年の先輩たちは部活を引退してもう日が経つので、あたしたち後輩にその役目をゆずってくれたんだ。
めちゃくちゃ気合い、はいっております笠原結菜!
400メートルなんて長い距離、なにが起きるかわからない。
逆転することも、されることも。
少しでも差を引き離してバトンをアンカーに渡さなきゃならない大事な役目。
うおおおテンション上がってきたぁぁあ!