春side


今日は新曲のPV撮影だった。


「春〜!お前近頃、元気だな〜。」
こいつは千葉 綾人。
いつも、ちょっかいばっかりかけてくる。





「そうか?別になにもないよ」


「ほほ〜ん、この新曲といい、もしや好きな子でもできたのか?笑」


「ちげーよ///」


「図星だな〜保育園からの仲のお前のことなんてわからねぇことなんてねーよ〜笑」


僕は仕方なく、綾人にくるみちゃんのことを話した。


「ほー。外国人みたいな日本美女か〜笑
ついに、20歳になってやっと春もまともな恋か〜。んで、くるみちゃんとやらにはSpringshineのボーカルだって言ってるのか?」


「いや、言ってない。くるみちゃんそれにSpringshineのファンなんだ。」


「んじゃあ、いいじゃん!なんで言わないんだよ!!」


「俺、名前誤魔化してハルじゃなくてシュンって名乗ったんだ」


「は?なんで!!」


「わかんねぇ、とっさにさぁ。言っちまった。」


「まぁ、お前の普段の見た目では絶対に今人気のボーカルリストにはみえねぇな笑笑」


「くるみちゃんに嘘ついちまった。だから、言えないよ。」


「言えよっ!くるみちゃんがもし、高野春だってわかったら、お前のこと嫌いになったらそれっぽっちしかすきじゃなかったってことだろ?」


「そうだけど…それはそれでつれぇな。」


「ちゃんと言わねぇなら、俺がくるみちゃんと奪っちまうぞ?笑」


「あほ!」

「むあまあ、むきなんなよー。」



僕は綾人に言われて、ちゃんと伝えることにした。