春さんは近寄ってきて私を顔を覗き込む。


不意に私は体を後ろへ傾けた。

「今日、顔赤いよ、大丈夫?」


「学校行きたくないんです。」


春さんは私のおでこにキスをした。
一瞬の出来事で、私はぼーっとしていた。