春side


僕は君になんて言おう。

君のところへ歩いてくるまで考えていた。


で、出た言葉が「ごめんね」って最悪だ。


でも、本当のことだ僕は君を騙してた。

僕はすぐにお友達に目がいった。


「お友達?ごめん少しだけ、くるみちゃんと話してもいいかな?」


「いいですよ。向こうにいますので。」


お友達も可愛い子でしっかりした性格なのだろうと思った。

こういう子が綾人にお似合いなのだろうなと思った。



「はーるー!帰るぞ〜!あれ!!もしかしてくるみちゃん?」

綾人がきた。


「はい。」

くるみちゃんは綺麗な声がやっと聞こえた。


「綾人、少しだけ待っててくれる?くるみちゃんのお友達のこと頼む。」


「あの子ね!はいはーい。」


綾人は向こうのベンチでスマホをいじっているお友達のところへいった。