「山城さん。俺がやります」 その時、横からそんな声が上がった。 わ…。かっこいい人…。 声の主の方を見ると、その人はスーツを見事に着こなしだイケメンさんだった。 でもこの人、どこかで…。 そんな疑問が浮かんだけど、私はずっとフランスにいたし、気のせいかなんて思った。 「おぉ羽瀬君。やってくれるのか」 「えっ…?」 だけど、部長の次の言葉に声を詰まらせた。