「な、んで…」
なんで私がフランスに行ったからフランス語勉強するの?
「意味わかんない…」
「わかるだろ。少しでも桜と接点を持っていたかった。一人前になったら、フランスにいるお前に会いに行こうって思ってた」
「だから勉強したんだ」と彼は言った。
自分でも顔が真っ赤になってるのがわかる。
嬉しい。ものすごく。
「言ったろ?別れる時、『どうしようもなくお前が好き』って。俺の気持ちは今でもずっとそうだよ?」
私達の別れ方は、少し残酷だったのかもしれない。
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