しばらくの沈黙が私達を包んだ。 「主任、そろそろ戻りましょ?」 それが絶えられず、私から声をかけた。 「…っ、あぁ」 彼は、顔を少し歪めた様子で給湯室を先に出て行ってしまった。 ポツンと、今この場にいるのは私だけ。 「マナ、君…」 そんな小さな呟きは、誰の耳にも届くことはなかった。