それからの私達は
連絡先を交換したものの
メールや電話をする事はほとんどなく
話すことも1日に一回。
少ないときは3日間に一回ってときもあった。



付き合ってるのかな?って不安になることもあったが
キスを思い出し幸せな気持ちを思い出していた。


「佑真、好きだよっ・・・。」


泣き崩れる自分は今どれだけ周りから見たら
惨めなものなんだろう。

一週間前、親に突然いわれた引っ越し。
佑真がいるから離れたくない。
引っ越したくない。

でもやっぱりそれは叶わず
引っ越すことになってしまった。



それで決めたのは佑真と別れること。


ただでさえ付き合ってることが不思議な今
遠距離恋愛ができるとは思うことができなかったあたしは
佑真のことを考え別れることにした。



・・・佑真のため、なんて
結局は自分が傍にいられない辛さから逃げただけなんだけど。